No.3 都 城治(みやこ じょうじ) スポ医11期卒

   国士舘大学防災・救急救助総合研究所 職員

 

「学生から大学職員へ」

こんにちは、2013年度卒業のスポ医11期生(10-2019)都 城治です。

 

私は3月に卒業した後に、2011年に大学に新設されました、防災・救急救助総合研究所(通称 防災総研)という研究所の職員となりました。防災総研は東日本大震災の直前に新設された研究所なので、御存知無い先輩方もおられるとは思いますが、主に災害時のボランティア派遣のコーディネートや、応急手当、搬送方法等の共助に係る分野の知識、技術の普及を行っています。この講習の依頼は小中学校や高等学校からもあり、近隣の町会を始め地方自治体の防災訓練にも参加し、普及活動を行っております。

 

余談になりますが、本学の学生が卒業後に大学に残る身分としては、教員又は大学院生というのがスタンダードでしたので、未だに私の同期には大学院生と思われています。ここで強調して言わせていただきますが、私は大学に所属するサラリーマンです。

 

話がそれましたが、私は学生時代に「災害」というキーワードにとても興味を持っていました。そのため災害時のボランティアや、各自治体の防災訓練や講習会などにはできるだけ参加し、そのご縁もあり現在の職に就いています。どの職業においても社会人1年目に壁に当たるというのは聞いていますが、私に関しては幸い先生、先輩方、同期の大学院生や後輩たちにも助けられ、何とか業務をこなせている状況にあります。

 

そもそも私は卒業後の進路として消防官を目指し、公務員試験を受けていたのですが、残念ながら4年生の時は全滅し、晴れて浪人生となる予定でした。しかし、前段にも示しましたがいろいろなご縁もあり今に至ります。また幸いにも今年度の公務員試験では東京消防庁より合格を頂くことができ、今年度いっぱいで大学を離れることとなりました。

 

ここは在学生も多く目にすると聞いていますので、私の学生時代を少し紹介させていただきますと、1,2年生の頃は大学の授業もそこそこにアルバイトでお金を稼ぐことばかり考え、成績もあまり良くはありませんでした。というか物凄く悪かったです。出席が足りずに単位を落とし再履修する科目もあったくらいです。ただ、友人たちと実技を交えながら勉強をしていく内に自分の中にもっと詳しく学びたいという学習意欲が人生で初めて湧きました。在学生の方には机に向かって、教科書を読みこんで覚えるという勉強も必要ですが、時には友人たちと体を動かしながら勉強をする方法もお勧めしたいと思います。特に覚えにくい単元は関連する一発芸を編み出せば、確実に覚えられます。

 

最後になりましたが、来年から新しい場所に踏み込みます。スポ医の歴史に恥無いように何事にも全力で取り組んでいきたいと思います。

 

2014.12.05