No.6 横山 浩二(よこやま こうじ) スポ医11期卒

   ALSOK 渋谷支社 渋谷待機所

   機械警備隊 先任警備士    

 

「大学生から社会人へ ~新たな挑戦~

皆さん、こんにちは!!

スポ医11期生の横山浩二と申します。

こんな私に投稿の機会が来るとは思わずびっくりしているのと同時に感謝の気持ちでいっぱいです。

拙い内容かもしれませんが最後まで読んで頂ければとても嬉しいです。

 

スポ医の思い出は数えきれないほどあり、どれも印象的でかけがえのない物です。

それに加え私は日々の学生生活を送るに当たり周りの友達に助けられてばかりでした。

 

勉強はしない、授業中は寝る、ノートは取らないの三拍子揃った劣等生で毎回テスト前にノートやプリントを見せてもらい勉強したフリをしてテストを迎え結果はいつも赤点か赤点ギリギリでした。

授業中に友達からサッカーの試合の連絡が来て、その場で突然立ち上がり、先生に「どうしたの?受ける気がないなら出ていきなさい」と言われ、そのまま出て行った時の先生のあっけに取られた表情は今でも忘れられません。

こんなことを言っているとまた怒られてしまいそうなのでこの辺にしておきます。

 

そんな私にターニングポイントとも思える素敵な出会いがあり、私は今までの自分の生活を見直しました。その素敵な出会いで会った人に言われた言葉が「逸脱せよ」でした。

この言葉を贈られてからの私の学生生活は一変しました。

自分が学んでいる「救急救命士」というのがどういうものでどれくらいの可能性が秘めていて私には何ができるのだろうと真剣に考えました。

そして私が取った行動はまず時間を意識してバイトや遊びを減らしどんな人達と時間を過ごすかを考えました。学校以外に医療セミナーや医療系学生交流会などに行ったり、色々な分野で活躍している学生に会って話したり、企業セミナー、経済セミナーに行ったりととにかく行動の幅を増やしました。学校では勉強ができないなりに自分の最大限の努力をして勉強に励み頑張りました。

テストでは順位や得点を意識し、実技では休日も学校に来て練習をしました。

こんなにも自分の学生生活が一変するとは思わなく本当に素敵な出会いに今でも感謝してします。

 

学生生活の終わりに近づいてくる中、私は救急救命士の学生団体

PSA:Paramedic Student Association

http://paramedic-student-association.jimdo.com/を設立しました。

誰もがあの横山がと思って最初は何してるんだろう?って目で見られ馬鹿にされたこともありましたが、私はそんなこと気にせず自分が取った行動信じて突き進みました。

全国の学生を集めたくて、SNSを活用し様々な人に連絡を取り直接会って話しました。そんな時いつも訴えかけてきたのが「救急救命士の可能性」と「救急救命士の認知度の拡大」でした。

そして気付けばメンバーがたくさん集まり、イベントも数多く企画したくさんの方に団体を知って頂けるとこまでいきました。

今では後輩に団体を任せ設立2周年を迎えることができました。

これもこんな自分に付いて来てくれたメンバーのおかげだと思っています。

 

話をまた大学に戻し進路や国家試験のことで4年生の後半は大変でした。

国家試験は先生や周りの友達に支えられながらなんとか合格しました。

そして進路は警備会社に就職することに決めました。警備会社以外にも大学院や民間救急会社などたくさん候補はありましたが私は警備会社を選択しました。

元から消防や警察といった公務員は選択肢にありませんでした。

救急救命士の国家資格を持ってなんで警備会社なのかと思う人は多いと思います。

救急救命士なら消防に入ることがいいのかもしれませんが、私は救急救命士の可能性を信じかつ、将来を見据えて警備会社にしました。

 

警備員はバイスタンダーになる機会が非常に高くそんな警備員が救急救命士であり医療知識あって、正しい判断と処置ができれば間違いなく救命率は上がると思います。病院は病院に来る人しか対応できないし、救急車は人から呼ばれないと出動できません。はっきり言ってしまうと受動的にしか活動できないことになります。

 

これからの将来、受動的な活動だけでは間違いなく救命率は上がっていきません。

能動的にかつ適切に今のニーズに合った人命の携わり方を考えなくてはなりません。だから、私は一般企業で公務員にはできないこと、革新的なサービスを企画したくて、これから救急救命士が増える中、一般企業でも活躍できることを証明したくて、今の救命士学生に一般企業という選択肢をあるってことを知ってもらいたくて現在仕事を頑張っています。日々目が回るほど業務に追われてあります。

でも、そんな忙しいのに頑張れるのは自分には叶えたい夢と変えたい現実があるからです。少しでも賛同して頂ければ嬉しい限りです。

 

最後に現在の仕事内容を説明しようと思います。警備会社は皆様が思っている以上に多岐に渡って仕事をこなしています。施設にいる常駐警備業務、施設や家庭にセキュリティ機器を設置し何かあった時に駆けつける機械警備業務、金融機関対象に行われるATMの故障などを対応するコスモ業務など説明しきれないくらいたくさんの業務があります。よって、現状は人命に携わる機会は少ないです。

 

長々と書いてしまって最後まで読んで頂けただけで感謝致します。また、まだ社会人一年目なのに生意気な内容で大変申し訳ありませんでした。

しかし、これが「横山浩二」だと思って理解して頂ければ幸いであります。

本当に最後になりますがたくさんの方のご支援とご指導があって今の自分があることは間違いなく、感謝の気持ちでいっぱいです。


2014.12.21